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今日の梅雨入り2006

taromatsumura, 2006.06.09 14:11 [ Today ]

The First Day Of Rainy Season 2006 #04 2006年の梅雨入りが発表された。「発表された」と書いたけれど、近年は梅雨入りや梅雨明けは「本日です!」という明確な表現はされなくなり、「梅雨入りした模様」「梅雨入りしたらしい」みたいな表現で発表される。確かに高らかに梅雨入りを宣言した次の日に晴れてしまったりすると「いったい梅雨なのにどういうことだ」というおしかりを受けるので、気象という性格を考えると正しいのかもしれない。けれどもだったらわざわざ発表しなくても「日本人なら何となく感じ取るよ」とも思ってしまう。

 梅雨の季節が好き、という人はあまりいないかもしれない。僕もあまり好きではない人の1人だけれど、一方ではそんなに悪くない季節だとも思う。時々僕が書く「雨の日の午後」の過ごし方、つまり仕事の手を止めて、熱い紅茶を入れて、音楽はかけずに、雨音だけを聞きながら、雨に濡れる街を眺める、という午後のひととき。別にこの通りに時間・空間をトレースする必要はないけれど、雨が降っていなければ楽しめない、しっとりとしたリラックスの時間である。

 また雨の中で蒸されている緑もまた独特の色味を醸し出してくれる。晴れているときには青々と濃くなってきた葉っぱが、梅雨に入ると一転して、緑の淡いトーンが出てくる。これを眺めるのもまた楽しいし、葉っぱの表面に浮かぶ雨の水滴も風情がある。特に松の針みたいな葉はたくさんの水滴を持っていて、普段は枝振りだとかが取り沙汰されている松が葉をアピールする絶好のシーズンでもある。

 街中でも梅雨が始まる頃には煩わしく思っていた傘も、だんだんと手についてきて、こだわるようになってきて、梅雨をポジティブに楽しみ始めるからまた面白い。それなら最初から楽しめばいい、と思うんだけれども、やっぱり中盤の梅雨の中休み以降からが、そういう気分になれる醍醐味なのだろう。

Raining 僕は今年は何かいい傘を買おう、と思うんだけれども、梅雨を最高に楽しめるのはやっぱり透明のビニル傘なのだ。夏の夕立や秋の台風には役不足だし、ヤクルトの試合でも色がついていないからなんだか肩身が狭いビニル傘は、やっぱりこの梅雨のシーズンのためにあるのかもしれない。最近だと60cmという大型のモノもありますので、天下の回りモノだとか、使い捨てだとか思わずに、ぜひ。

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