今日の高速ランデヴー
taromatsumura, 2006.06.05 10:55 [ Today ]
今週こそはトーキョーも梅雨入りする。そんな前触れを告げてくれているかのようなスモーキーな空が続いている昨今のトーキョーですが、いかがお過ごしでしょうか。周りでは鼻風邪から大胆なくしゃみまで、かなりの人が風邪気味になっていて、まあ季節柄仕方ないのかな、という感覚だ。ぜんそく持ちにとっては厳しい季節でもある。やっぱり低気圧や前線はどうしても気管支に悪影響を与えてくるような。ご自愛くださいませ。
今日は仕事で講演をしに幕張メッセに1日張り付いている。幕張メッセというと敬遠しがちだけれども、クルマで向かうとさほど遠くない場所でもある。仕事で向かうとはいえ、途中にお台場の観覧車、葛西臨海公園の観覧車、東京ディズニーリゾートのロマンティックな造形を次々に見せられると、なんだか月曜の朝としては調子が狂うものだ。ところが今日は、それ以上にワクワクすることがあった。ほんの45分ほどの移動時間なんだけれども。
普段電車をあまり使わず、基本自転車、時々自動車という生活をしている僕にとっては、電車移動の空間の刺激の多さはとても貴重だ。乗り合わせているほかの乗客、広告など、すべてが濃密な情報刺激の時間である。梅雨は自転車に乗れない日が多いので、ものすごく刺激的な季節という位置づけにもなりそうで楽しみだ。それはそうと、今日の発見は、けものみち的な行動パターンから生まれたシティ・クルーズ・ランデヴーである。
僕は家から出て最も近い高速の入り口は代々木ランプである。しかしその前に立ちはだかるのは小田急線の代々木八幡付近、開かずの踏切である。これを避ける美学が存在している。駅の近くの踏切がしまっていて、そこに新宿方面の電車が見えたら、その踏切で待たずに電車と同じ方向に進む。すると、先の踏切は開いているのである。電車と道路の立体交差は待ち時間がなくなってとても効率的だけれど、「まちの使い方」のようなアイディアがなくなるのは少し寂しい。
今朝のワクワクはここで発見した。僕の代々木八幡付近での小田急線をパスする「まちの使い方」と同じ手法で小田急線を待たずにパスしたクルマが前に1台いたのである。そのクルマはメルセデスのSL500だった。メルセデスのクルマにはそこまで関心を示さない僕でも、このクルマなら!と思いを寄せる1台である。僕と同じように踏切をパスしてから、やはり僕と同じように首都高速の代々木ランプで高速に乗り込んだのだ。
ちょうど高速に乗るときに、もう1台同じようにして代々木ランプにたどり着いたクルマも見つけた。やはりメルセデスの古い280SL AUTOMATICである。こうして僕の小さな青いクルマと2台のメルセデスSLは、一緒に幕張メッセを目指すことになる。多少前後しつつも、気持ちよい速度で渋滞もあまりしていない首都高を同じルートでトレースしていく。
首都高C1でカムリが、湾岸線ではAudi TTカブリオレがそれぞれ幕張までのクルーズに参加してきたけれど、やっぱり2台のSLはちょっと違った親近感を覚えてしまう。今から考えると、あの代々木八幡のけものみちは、実は幕張メッセまでつながっている1本のルートだったのかもしれない。そんな梅雨前の、月曜日の朝。
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