暴風域の中で
taromatsumura, 2007.09.06 23:56 [ Today : tokyo typhoon weather ]
いよいよ台風9号Fitow(フィートゥ)がやってきた。Fitowとはミクロネシアの花の名前だそうだ。花の命は短いモノだ、と日本では風情を感じさせてくれるが、台風9号は花にしてはずいぶんじわりじわりとゆっくり近づいてきて、きっと上陸してからもずいぶん時間をかけて通過していく。国によって花を楽しめる時間の長さが違うのかも知れないが、少なくとも台風は早く通り過ぎて欲しい。しかし上陸まで勢力も衰えず、速度も20km/hを保ったままやってくる。
暴風域の中に入ったのはいつぶりだろう。正確には、自分から入っていったわけではなくて、台風がやってきて、勝手に巻き込んでいく。基本的に人はいくつかの分類に分かれる。そわそわしながら台風のことを話し始める人、それらの情報を元にして行動を変えるなどの対策を取る人、無頓着で止まった電車に巻き込まれる人。僕はそわそわしながら心配する部類に入るんじゃないかと思う。まあ色々都合があるので情報に敏感でも対策が取れない場合だってあると思うけれども。
僕は普段から、必要以上に空を眺めながら生活している。なんとなく落ち着いているとか、おっとりしているとか、そういう印象はきっと空を眺めていることに由来しているのではないかと思った。毎日空の表情は違うし、雲は1つとして全く同じカタチのモノは存在しないし、目の前で起きているつむじ風がもっと大きな現象を起こすこともあり得る。そして雷の音には驚かされるし、今日みたいに台風の夜は眠れない。
現代の生活ならば情報が早くやってくるので、自分で空の具合を見ながら判断するよりも正確に対処することが出来る可能性が高い。けれども、これから地球の環境なんかとつきあっていこうとする人間としては、やっぱり生身の自然とべったりの生活を採り入れていかなければ、彼らの流儀での環境問題の解決にはならないんじゃないか、とも思っている。
今僕は暴風域の中にいる。けれどもこの中に入る前、暴風域がだんだん迫ってきて、それがどんな天候をもたらすか、ニュースの映像で予測できたりするのはすごいことだ。先に書いた、正確な対処の材料として立派な役割を果たしている。けれどもこれからの僕らとしては、ニュースじゃなくて人伝いにそういうモノを教えて貰えたりするくらい、人の自然に対する感度が高まると良いな、と思っている。
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