首脳会談風ラウンジ
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今朝は寒い。霧雨が舞う中、半袖のポロシャツとお気に入りのベストだけでは完全にチョイスを間違えてしまっている。寒いというのもいろいろと段階がある。外に出て熱くても、電車や室内に入って空調で寒い、と感じるパターンもあれば、外に出た瞬間に寒いと感じるパターンもだ。
今日の場合は、外に出て寒いと思い、電車に乗っても寒いと思った。ラッシュ上がりの電車は空調もちょっと強めですよね。
六本木ヒルズに着くと、ちょっとした高台に霧雨と強めの風が吹き寄せてきて、これもまた寒い。夏の盛りには「ドライミスト」という細かい霧を使った屋外クーラーが設置されているこの広場も、今日は天然のドライミストで余計に寒く感じてしまっている。
それにしても六本木ヒルズは久々にやってきた。以前来たのは、地下に出来たアディダスショップでテニスシューズを作った時以来だった。あのときたまったポイントも早く使わないとなくなるかもしれないですね。帰りに使うことにします。
さて、そんな寒々しい中、ふと下を見下ろすと、エレベーターホールの一番下のフロアーになんだかゆったりとした光の漏れる空間が出来上がっていることに気づく。とっくの昔からオープンしてたと思うんだけれども、スターバックスのウエストウォークラウンジ店というのが出来ていた。
ここが何とも面白い空間だ。
エスカレーター下のスペースを活用してバーカウンターを作り、その周りに絨毯と一人がけのソファを配置したゆったりとした空間だ。ちょうど打ち合わせがあるのでここでコーヒーを飲みながら待つことにしたんだけれども、よく観察すると、向かい合わせのソファは1席しか見あたらない。
そのほかはテーブルを挟んで横にソファが並んでいるか、90度の角度に配置してある。まあ1人1人別々のお客さんが座っても相席風にならないようにする配慮だと思うけれど、何か話そうとやってきた人にとっては向かないのかな、と思いかけた。
けれどもこうやってゆったりとしたソファで向かい合わずに座る風景はどこかで見たことがある。そう、記者にオープンにされる首脳会談とか閣議とか、あのたぐいのソファの配置は代替向かい合わせではなく、ステージ上野対談も代替こういう配置で話すことになる。
相手を斜め45度〜60度くらいの角度で視野に入れながらする打ち合わせは、ちょっと目先が変わって良いかもしれない。天井が高いのもいいんだけれども、僕はどうしても、エレベーター下のこじんまりとした焦げ茶色のソファが気に入ってしまったのだ。
今日は1日、ここで打ち合わせのはしごをしようと心に決めた午前中である。
