今日のトーキョー - tokyotoday.net TOP
5th anniversary
specialtodayradiocolumnnewssoundcafeloungedeliveryinfo

よくかき回してくださる?

taromatsumura, 2009.07.09 22:50 [ Today : ]

Sign daikanyama

 「注文の多い料理店」と言う作品は、きっと小さい頃に読んだ人も多いんじゃないかと思う。じっくりと下ごしらえをされていくわけだ。「下ごしらえ」と言えば、「dress」という英単語。まさかのイメージとのギャップでインパクト抜群に覚えてしまう。程なくして現在進行形と形容詞化を習い、「ドレッシング」と「下ごしらえ」という日本語が結びつく。勉強がちょっと好きになりそうな、数少ない瞬間だった。

 老舗に行って不規則行動をしたりすると、いやな顔をされたり、分かってないな、とあきれられたりする。惨的に言われることもあるけれど、これらも一種の注文だ。敷居をまたいだらうちのルールに従っておくれよ。暗黙の了解というヤツを共有していないと、うまいメニューにありつけないなどの実害も出るから気をつけた方がいい。

 今日のトーキョーでは、「torisetsu」タグで、そういった類の話をアーカイヴしておこうと思います。

 さて代官山のオシャレなカフェ。オシャレなカフェって言うところは、どちらかというと不干渉が基本だった。「だった」というのは、そういう人間味のないカフェから、だんだん自然、オーガニックなカフェへとトレンドが移り始めて、会話は最小限なんて不自然だよね、となってきたのだろうか。

 そりゃ居心地がいい方が良くて、干渉されないことが居心地がいいこととは違う。老舗の干渉の仕方は暗黙も含めて過剰気味だけれど、どちらかというとキャッチアップしたいという思いもあって、ある程度までは許しながら食いつくパターン。いずれにしてもバランスが大切、と言う話である。

 そんな中、代官山で出てきたノンアルコールのカクテル。出されるときに、口が滑ったのか聞き間違いだったのか「よくかき回してくださる?」と言われたような。そりゃかき回して飲んだ方が、いろいろ混ざって色もキレイになるし、何より味も均一化して楽しめる。そりゃそうなんだけれど、なんでちょっと引っかかるいわれをしなければならないんだろう。

 先に店に来ていた後輩氏も同じモノを頼んでいたんだけれど、すでに飲み始めているのに、かき混ぜる前の分離している感が残っているではないか。これを見て「先客はダメだったけれど、オマエはかき回して正しく飲めよ」という強めの注意がなされたことを理解した。

「オレ、そんなこと言われてないっすよ」と弁解する後輩氏。でも、沈殿している透明なシロップだけを飲んだらどうなるか、トリセツ以前の問題のようにも思えるんだけれども。

コメント

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://upwest.org/mt/mt-tb.cgi/9996