イルミネーションという無駄な趣味
今年はちょっと気になる場所も
クリスマスシーズン、だんだん街にもイルミネーションが増えてきた。ちょっと前になるが、表参道沿いのイルミネーションの設置風景に出会うことができた。
僕はイルミネーションがわりと好きな部類だ。自分でも非常に無駄な好みだと思うが、わざわざ寒い北風の日に、イルミネーションの通りを南から北へ歩くのがベスト、というこだわりがあるくらいだ。目が潤みますからね、向かい風は。
トーキョーで幼心に印象に残っているのは、表参道のイルミネーションだ。長く緩やかな上り坂に、ゆったりと大きなケヤキの木への電飾は、ダイナミックで驚かされた。一度取りやめになってしまったが、また復活を果たし、今回の滞在中、その取り付け作業を見かけることができた。
イルミネーション好きとして印象に残っているのは2003年の六本木ヒルズだ。LEDを用いた白と青のスペーシーな色使いは、それまでの暖かみのある電球色のイルミネーションとは正反対の雰囲気で、まるで宇宙に投げ出されたような気分になった。バレンタイン近くになると差し色が青からピンクに変わり、イルミネーション新時代を感じさせてくれたことも印象的だった。
普段住んでいるカリフォルニア州バークレーでは、目抜き通りのシャタックアベニューに、10月に入って早々、イルミネーションが施された。木の幹に電球を巻き付けるだけのシンプルな飾り付け。ハロウィン、サンクスギビング、クリスマスと、人が出歩く季節の飾り付けにはぴったりだし、犯罪抑止にもなるという。その割には、トランプさんの当選でデモが絶えないわけですが。
今回のトーキョー滞在中、1箇所、見に行ってみたい場所がある。ちょうど車で通りかかったときに「なんだあれ」と声を上げてしまったのが、代々木公園とNHKの間を結ぶ街路のイルミネーション。なんだか真っ青になっていて、これまた不気味だ。
ウェブサイトを調べると「青の洞窟」というタイトルがつけられているそうです。パスタ、か。しかも11月22日から開催。僕が見たのはテスト中の様子だったんですね。一度、足を運んでみようと思っているところだ。